平常時も災害時も高い安全性を備えた、
新たな電子カルテで「医療DX」に対応。
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整形外科
内科
リウマチ科 - 五百石整形外科医院 院長 寺畑 信男 先生
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- 今回、電子カルテを購入された経緯をお聞かせください。
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デジタル技術が進化する中、医療業界においても「医療DX」によるデジタル化の動きが進んでいます。
その具体的な施策として、「オンライン資格確認」導入の次は、「電子処方箋」の導入と言われています。
電子処方箋とは、電子処方箋管理サービスを通して、調剤薬局との間で処方箋をやり取りする仕組みを指しますが、
当院で約10年使用してきた電子カルテは電子処方箋の発行に対応できない機種でした。
時代の流れの中で買い替えを迫られたことが、新たに電子カルテを導入した大きな理由ですね。
今では、先月分ぐらいまでの患者さんの健康診断のデータや薬剤、処置内容、既往歴、レセプト(診療報酬明細書)の返戻などが電子化され、電子カルテ上に送られてきますので非常に便利ですね。医療DXのさらなる推進を望んでいます。
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- 富山県医師協同組合(以下、医師協)より購入いただけた理由を教えていただけますか。
- リソースの脆弱な個人開業医にとって電子カルテは非常に高価であり、一括支払いがキャッシュフローの重荷になります。 そのため、リースや借り入れなどの導入方法を検討しましたが、最終的に辿り着いたのが医師協からの購入でした。 機器メーカーと販売業者を指定して医師協経由で100万円以上の医療機器を購入した場合、最大12ヶ月の分割、金利手数料0円という制度があることを知ったからです。 そのありがたい制度を利用できたこと、また端保さんの丁寧な対応が、医師協を通じて購入した大きな決め手です。
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- 新しい電子カルテの感想をお聞かせください。
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これまでの電子カルテより、大きく3つの点が改善されました。
1つはセキュリティの向上。今回、購入した電子カルテはクラウドとオンプレミスのハイブリッド型。オンプレミスとは、独立したインターネットとつながってない据え置きタイプのもので、インターネットに直接つながるのはレセプト請求の時だけと限られています。それ以外はつながっていませんし、万が一ウイルスの被害に遭っても解決することができます。
2点目は、災害時の安全性。もしパソコンが壊れたとしても、カルテの運用が常にクラウドにバックアップされているため、被害を最小限に留められます。
3点目は、電子処方箋の導入や電子カルテ情報共有サービスの体制などを整えたことによって、医療DXの推進を下支えする「医療DX推進体制整備加算」へのスピーディな対応が可能になったことです。
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- 医療への思いをお聞かせください。
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私は、23年前の開設時に2つのモットーを掲げました。
1つは、診断を誤らない、迷わない、もし迷ったら他の先生につなぐことです。例えば、ガンなどを見逃さないよう、早期に的確な診断をしなければいけません。
もう1つは、町医者としてゲートキーパーでありコーディネーターであること。当院にはガンやリウマチ、感染症などさまざまな病を抱えた患者さんが訪れるため、一人ひとりの話をよく聞き適切に関わるゲートキーパーであるとともに、介護での困りごとなどを抱えている方々を地域や行政とつなぐコーディネーターでなければいけません。
その2つのモットーを胸に、今も取り組んでいます。
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- 今後のクリニックの展望をお聞かせください。
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日本の少子化、超高齢化社会によって、医療費は増加の一途を辿っています。患者さんの負担額が増え、開業当時にはなかった高度先進医療や選定医療といった制度も導入され、医療費という限りある財源を大事に使わなければいけない時代となりました。これからの無駄のない保険請求のためにも、先にお伝えしたモットーを心がけ、職員とともに地域医療に末長く貢献したいと思っています。
とはいえ、私も65歳となり第三者への事業継承を考える時期になりました。電子カルテは、個人クリニックの最も重要なリソースです。次の継承者のためにも、患者情報を大切に扱うためにも、その更新は必然でした。時代の変化に取り残されることなく、職員の作業効率と患者さんの安全を第一に、医師にとって基本的な「医療機関及び保険医療養担当規則」を愚直に守り、保険診療を継続していきたいと思います。
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- 医師協にご意見・ご要望などおありでしたらお聞かせください。
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数年前まで医師協の分割制度を知りませんでしたが、私のような先生方が他にも多数いらっしゃるのではと思っています。例えば、レントゲンの装置やエコー、内視鏡など高額なものに関しても、その制度を利用すれば購入しやすくなると思います。より多くの先生方に認知していただくために、医師協にはもっと大々的に謳っていただきたいですね。
個人的には、現在使用している画像システムが10年近く経っていますので、そろそろ買い替えを考えています。今は最大12分割ですが、期間限定でも良いので最大24分割、または最大36分割に延長されると、なおありがたいですね。
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- 他の組合員先生方に一言あればお聞かせください。
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医師協は、懐が深い組織です。私たち医師の味方です。組合員の先生方、医療機器の購入方法のひとつとして、分割支払制度の利用を検討されてはいかがでしょうか。
また、開業時には医師協を通じて、医師信用組合から無担保で開業資金を借りることも可能です。この制度があることも皆さんにお伝えしたいですね。
五百石整形外科医院
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診療科
整形外科、内科、リウマチ科